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2013/03/14/18:51

076:シュークリーム

「あかね。」

ノックもせず、乱馬がいきなり部屋にずかずか入り込んできたかと思えば、無言で白い紙袋をあたしの顔の前に突きつけた。
「何よ、これ。」
「シュークリーム。」
「シュークリーム?なんで?」
「別に…美味そーだったから買ってきただけ。」



嬉しさ半分、疑い半分。

その真意が読み取れなかった。




乱馬は一瞬ドアの前で立ち止まり、何か言いかけたけど、結局何も言わずに部屋から出て行った。



変なの。
普段理由もなく人に物あげるなんてこと、絶対しないのに。



珍しいこともあるもんだ…そう思っていたとき、ふと気がついた。



…あ。



「そっか。今日は…。」



さっきの乱馬の後ろ姿が、くっきりと頭に浮かんだ。





がさがさと紙袋からシュークリームを一つ取り出す。
表面にかけられた白い粉砂糖が指についた。



「ちゃんと言ってくれなきゃ…わかんないわよ。」



それは甘くて柔らかい、バニラの香りがした。


2004/03/14:UP|2013/03/14:RETOUCH


PS.

ホワイトデーのお返しがシュークリーム?ってのはさておき。
話の中のシュークリームは、以前私がもらったシュークリームを参考にしました。
皮がサックサクパリパリのカスタードたっぷりで美味しかったんですよねえ。
ダメだ…シュークリーム食べたくなってきた…じゅるり。


ドリーマーに100のお題EDITCLAP


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